エートス協同組合(拠点:埼玉県さいたま市、理事長:宮本 明岳(株式会社タウ 代表取締役社長))は1月24日、滋賀県栗東市と「災害時等における車両の移動等に関する協定」の締結式を執り行いました。本協定は、災害時の迅速な道路啓開によって復旧活動に貢献することを目的としております。
■災害協定の経緯と目的
今年も日本各地で異常気象が発生し、いつどこで甚大な災害が起きてもおかしくない状況にあります。大規模な自然災害が発生した場合、発災時には人命救助やライフライン復旧のために、緊急通行車両の通行を確保する「道路啓開」や被災車両の処分が重要となります。このたび協定を締結した滋賀県栗東市は、車両保管場所の確保をはじめとする、発災時への備えの重要性を再確認されたことから、有事の際の地域復興に寄与するべく協定締結へといたりました。
本協定では、栗東市において迅速な救命・救出活動や緊急物資の輸送が行われるよう、当組合が被災車両のレッカー移動等によって放置車両や立ち往生車両等の移動を支援し、円滑な復旧に資することを目的としています。
締結式で竹村市長は、「栗東市は国道1号、8号という1桁国道が2つも走っている全国でも珍しい地域であり、交通の要所である。今回の災害協定が栗東市だけではなく広く役立つような協定になると考えている」と述べました。当組合加藤事務局長は、「昨今地球温暖化の影響で台風や、線状降水帯による雪崩など、各地で水害被害が多発している。本協定は、災害が発生した場合には迅速に対応することで被害を縮小化、あるいは災害復興に貢献することを目的にしている。こういった行政との災害締結を全国で加速させ、市民の皆様の生命と財産を守ることに貢献していきたい」と述べました。
今後もエートス協同組合は栗東市と連携を深めると共に、災害発生頻度が高いとされる地域に対しても、発災時の早期復旧・復興貢献できるよう、活動を全国へ拡大してまいります。
■協定内容
(1)被災車両のレッカー移動による道路啓開
市の管理する道路上で走行不能となった被災車両を、市の指定場所にレッカー移動し保管。
(2)防災訓練時の参加協力
市が開催する防災訓練への参加協力。
(3)被災車両の処理提案
希望する住民への、修理・買取・廃車・レンタカー等のサービス提供。
■エートス協同組合について
ゼロ・エミッションに取り組み、人々が暮らしやすい地球環境の創造に貢献することをミッションとし、その想いに賛同した自動車関連企業で構成された協同組合となります。「災害支援」「環境保全」「人材の循環」に関して各社のリソースを活用した活動を通じ、地球規模での循環型社会を目指します。